東京大学の國吉康夫教授らは等身大の人型ロボットで、30キロの荷物を机の上から器用に持ち上げたり、66キロの人体模型を引き寄せたりすることに成功し、28日都内で公開した。人間のような体の動かし方を記憶させ、手足につけた触覚センサーの情報をもとに腕などを適切な力で動かせるようにした。これだけ重い物体をスムーズに動かせたのは珍しいという。改良して介護に役立つロボットを目指す。

昨年開発した人型ロボット（全長155センチメートル、重量70キログラム）に特殊なソフトウエアを導入。このソフトは、手足のセンサーでとらえたデータをもとに、最適な力で物体を押したりつかんだりしながら人間のように全身を動かせるようにする。


ミレニアムリテイリング、和田会長が退任
そごう、西武百貨店を傘下に持つミレニアムリテイリングの和田繁明会長が5月17日付で退任する。退任の理由は体調不良。親会社のセブン＆アイ・ホールディングスの取締役も退任する。

和田氏は西武百貨店に入社。一時社外へ出たが、バブル崩壊で危機に陥った同社の再建をセゾングループ創業者の堤清二氏に要請され、1992年に西武百貨店会長に就任した。